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和田塾通信2017年3・4月合併号

2017年3・4月合併号 和田塾通信〔№82〕

今月気に入った言葉、気になった言葉

『君!お客さんを喜ばせておるか?』

この言葉は松下電器(現パナソニック)の創業者松下幸之助翁が好んでよく使った言葉です。非常にシンプルな言葉であるにも関わらず、実に深い言葉であると思います。商売やビジネスだけでなくても、私たちは一人でも多くの関わった人に喜んでもらうことで良き人間関係に恵まれ、楽しい心豊かな人生を送れるのではないかと思うのです。

50年を総括して、そして未来へ!!
この50年間、日本経済や会社経営を形づくった特徴的なこと
1.1950年代から始まった戦後復興と高度経済成長は、世界の奇跡といわれ、それはやがて世界にとって脅威となった
2.物づくり大国として、製造業の成長が国家を支え、大量生産、大量販売、大量消費の経済システムを創った。そして「カイゼン」や「QC活動」が物づくりの基本ノウハウとなった
3.1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万国博覧会は、日本の新しい国家づくりの起動力となり、新しい時代到来の分岐点となった
4.1972年に田中角栄は「日本列島改造論」をぶち上げた。主旨は「工業再配置と交通、情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる“地方分散”を推進すること」であったが、結果的には土地神話を生み、都市集中は今現在も変わらないままである
5.1985年の「プラザ合意」によって通貨は変動相場制になった。紆余曲折はあったものの、世界は米ドル中心で動いていることは変わりはないが、日本企業の体質強化と世界進出(グローバル化)へのきっかけになった
6.戦後の1950~60年代の主力エネルギーは石炭であったが、1970年代から石油に、そして1990年代には原子力発電と、国民には明確にわからないまま、いつしか主力エネルギーが変わっていた
7.1980年代からベンチャーキャピタルが一般化しはじめ、スモールビジネスでも株式上場が出来るように、米国のナスダックをモデルとしたジャスダックや、その後東証マザーズなどが設置され、たくさんの上場企業が誕生した。昨今はいわゆるIT系ベンチャー企業の上場がラッシュである
8.アルビン・トフラーが予想したように、1970年代から工業社会と並行するかのごとく、情報社会が到来した。コンピュータの出現と技術革新によって大量の情報処理が出来るようになったこと、そして大量の情報を送る通信網がネットワークされた。特にパーソナルコンピュータ(パソコン)やスマートフォンに代表されるようなデバイス(機器)が開発され、「いつでも、どこでも、誰とでも個人間」でつながる時代が出現した。すなわち「インターネット社会」の到来である
9.米国はやはり情報関連と金融関連における世界覇権を獲るべき国家戦略でデファクト・スタンダード化を推し進めてきている。そうした中、ハードの次はコンテンツでというように次から次へとベンチャー企業が生まれた。インテル、マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック、アマゾン等々である。日本もそして日本人もこれらの企業が創り出したモノやサービスを日常的に使う時代になっている。米国企業の強さは「根っこをおさえる」ところにある
10.産業構造は、戦後、一次産業(農業、林業、漁業)から二次産業の製造業、そして三次産業の小売、金融、サービス業へと就業人口もシフトし、国内総生産(GDP)で三次産業が占める割合も70%位になってきている。これも米国型に追随している。時代は「サービス化時代」に入った
11.1980年代から少しずつ国の形が変わりはじめ、2005年頃には明確になったこと。そしてこれから国家の最大の課題となったこと
①赤字財政が続き、国の借金は1,000兆円を超えてしまった
②少子高齢化がハッキリして14歳以下の子供人口と65歳以上の高齢者人口の割合が逆転してしまった。すなわち高齢国家になり、これは当分続くだろう
③人口構造の変化は「人手不足」という副産物をもたらしてしまった。一次産業をやる若者がいない。労働のきついサービス業にも人がいなくなっている。そしてまだ働ける60歳以上の人が労働力として余っている
④空き家は800万世帯以上に。それは村が消え、町も消える兆候の一つである
12.市場経済化された13億人の人口の中国が力をつけ、政治、経済で日本をはじめ各国に揺さぶりをかけている。今後はさらに強くなり日本に大きな影響を与えるだろう
13.時代に合わなくなると、世の中から消滅していくのは世の常である。日本は第二次世界大戦の焼野原から復興、成長の道をたどってきた。たまたま縁あってコンサルティング業界に入って、会社の経営やマーケティングということを客観的にみる立場にいた。中小零細業の家に生まれたから会社経営には多少なり人より興味関心は強かったと思う。そうした中で学んだことは時代に合わなくなると一つの業界が消えてしまうということである。地場産業はその典型であろう。そして私が20代、30代に関わってきた流通業の中で一大勢力を築いた量販店(スーパー)も消えつつある。そんな浮き沈みと消滅をみた50年であった

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