「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/2/26 №54)

コロナのせいで〝居酒屋〟が消滅するとは思わないが…

コロナのせいで人の集まり、飲食機会が減っているのは事実だし、2020年12月からまた緊急事態宣言が出てからもデータによると居酒屋は11月から12月にかけて「前年同月比50%減」となっており、ファミリーレストランも「50%近い減少」である。

1月に入ってからはさらに減少が進んでいる。ファミレスは今から10年位前に「御三家」と言われたロイヤルホスト、すかいらーく、デニーズが大量閉店に追い込まれた。その最大の理由は少子化、高齢化、一人住まいという、ライフスタイルの変化である。

バブル経済で酒宴が多く、豊富なアルバイト人口、冷凍食材もあり、80年代の居酒屋は成長業態であった。

だが居酒屋のチェーン化が進み、同じ様な店ばかりが増え、競争が激化、若い人たちもみんなでワイワイ飲まなくなった。そこにコロナでリモートワークも多くなり、「三密回避」である。居酒屋は引導を渡された格好となった。

和民(ワタミ)は全店閉店し、焼肉店に変更を進めている。その他のチェーン店も大量の閉店を発表している。

利用者の意識、生活スタイルの変化に、さらにコロナが襲ったと言ってもよいだろう。

まさに「盛者必衰の理(ことわり)」である。