「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/6/23 №77)

「移動収入」の鉄道大手21社の赤字1.5兆円に!コロナは人の移動をとめている!

JR6社と私鉄大手の21社合計の売上高は34%減り、10兆円を下回る9兆8,875億円だった。最終損益は1兆5,683億円の赤字となり、1兆1,033億円の黒字だった前の期から約2.6兆円悪化した。21社中13社が過去最大の赤字である。

売上高の減少が最も大きかったのは55%減のJR東海だった。柱となっている東海道新幹線の利用は67%減り、収入は65%減の4,761億円。JR東日本は鉄道最大の赤字で5,779億円であった。私鉄最大手の近鉄は42%減の売上高、6,972億円で601億円の赤字。西武は売上3,370億円、723億円の赤字であった。

鉄道各社は当分、コロナが収束してもリモートワークなどの働き方の変化が定着するだろうと見ている。その対策として「値上げ」で収支改善する動きがあるかもしれない。