「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/11/24 №98)

渋谷が50年目にして大きく変わっているが・・・

1973年、池袋パルコに次いで渋谷パルコが開店した。1970年だったと思うが、大阪梅田(阪急)駅の下に「川の流れる街」がオープンした。万博の年であり、私が社会人になった年でもある。

この「川の流れる街」が専門店を集めて一つのテナントとしてコンセプトをつくり、ファッションビルができた。専門店はチェーン化という新しい出店モデルをスタートさせた。

池袋パルコは「丸物百貨店」の跡を西武流通(セゾン)グループの創業者である故・堤清二がファッションテナントビルとした一号であった。

世は「ファッション化時代」と呼ばれ、その勢いで何もなかった渋谷の、オリンピックの跡にできた代々木公園やNHKに向かう坂道に渋谷パルコが誕生、駅から約500mのほどよい散策の通りとして、ファッション通りの核になったのが1973年である。

それから48年、渋谷は駅を中心に地下鉄や私鉄が駅深く入り、大型ビルが乱立し始めている。まだまだ完成まで時間がかかる。

時々、渋谷に行ったり、通過する。その都度、思うのが「複雑で、わかりにくくて、自分がどこにいるのかわからなくなる」ということで、一番感じるのが 〝危険〟 ということである。

しかも面白くない。テナントビルも歩きづらいし、どこにでもあるお店でこんなにお店はいらないと思う。若者はどう思うのだろうか?