幸せな社長のFlow days 第7回 「社員の心を満たすには」

こんにちは、関根美紀子です。

世界遺産になった「富岡製糸場」へ行ってきました。
敷地内をガイドさんに案内していただきました。

製糸場において欠かせないのが工女のみなさんです。

とても厳しい環境の中で働いていたのだとばかり思っていたのですが、違っていました。
敷地には工女たちの「寄宿舎」もあり、「診療所」も完備され、設備も整っていました。

お化粧も奨励されていたそうです。

近くには映画館もあったそうです。

休みもしっかりとれ、給金もよく工女たちは、恵まれた環境で働いていたことがわかりました。

ガイドさんが
「工女を酷使するといい糸はとれない」
と言っていました。

これは、企業においても同じことが言えると思いました。
社員を大事にすると、大事にされた社員はお客様を大事にします。
大事にするといっても、なかなか環境面を整えられないという方もいるでしょう。

大丈夫です。

社員の心を満たすには、上司が社員に興味を持ち、よりよく知るために社員の話に耳を傾けることです。

興味をもってもらった社員は、自ら率先して仕事に取り組むようになります。

社員の顔を思浮かべてください。
漢字フルネームで書いてみてください。
●年齢は?
●家族構成は?
●通勤時間はどのくらいでしょうか?
●何が得意で何をやりたいと思っているのでしょうか?
●今、悩んでいることはあるでしょうか?
ぜひ、書き出してみてください。

何も思い浮かばないという人は、見過ごしてしまっているかもしれませんね。
ぜひ、声をかけてあげてください。

私の知人は、部下の家族の誕生日を控えていて、その日は残業させずに早く帰らせるそうです。なぜか、それを始めたら部の予算も達成したといっていました。
心が満たされると、皆本気で取り組むようになりますね。

今年は「Flow Days」をお読みいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。