◆部下を一体化させ、うまく同じ目標に向かわせることがリーダーの役割~一体化させるための人財づくり
- (部下に)希望を与え、積極的、前向きな言動をさせる⇒積極・行動的人間の育成
- 納得できる方向づけを与える⇒いやいやは伸びない、成功しない
- 長所を引き出し、活用する⇒長所は伸びる
- ほめる⇒人は認めてもらいたい生き物
- できるだけ任せる⇒自主性と責任がアイディアと気力を生む
- 聞く⇒存在を認める、ストレスを解消する
- 具体的な目標を示す⇒期限・量を提示する
- (上司として責任のとれる範囲で)したいことをさせる⇒意気に感じさせ、貸しをつくる
- 差別しない⇒能力は違うが、人間は同じ価値を持つ
- (部下に)学び、感謝する⇒報告が増え、自分も伸びる
<〝聞き上手〟になるための十カ条> 一、相手に関心を持つ 二、会話を勝ち負けの道具にしない 三、相手から視線を外さない 四、話を最後まで聞く 五、わかっていることでもあえて聞く 六、否定的に聞かないで肯定的に聞く 七、相手の言葉の意味を確認する 八、無暗に励まさない 九、先回りして結論を出さない 十、反論する時には「私」を主語にする
◆吉田松陰の「浩然(こうぜん)の気」に学ぶ
吉田松陰は次のように言っている。
「『浩然の気』とは、やる気の一番強い気でどんなことにもくじけない〝やる気〟(つまり精神力)のことである。
そのために大切なのが『平旦の気』である。『平旦の気』とは、清々しい気のことであり、それは、静かに読書や座禅をして自分を見つめたり、山野を跋渉したりして養うものと言われている。
一番大切なのは、目標に向かって、その日その日のやるべきことをきちんとやり遂げることを続けること、当たり前のことを継続してやっていく力である。その力のことを『績誠』と言う。『継続は力なり』という言葉に通じよう」
「まず、人間は個性、長所を持っているのだからその長所を伸ばしなさい」
「人を褒めなさい。欠点探しはいくらでもできるけど、人の良いとこを見つけて褒めることが大事。欠点に触れてはいけない」
「人を好きになれ」
「相手が何をして欲しいか、それに尽くしてあげなさい。その相手の喜びを自分の喜びに変えられる力を持ちなさい」
これが松陰流。
経営者の方はぜひ、松陰のように社員を見てあげて欲しいと思う。
「うちの社員にはできるはずがない」などと社長が言ってはいけない。その社長に集まっている力が全て。
「どうしたら出来るのか」という発想に変えていけばできるようになるはずだ。