「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2020/11/25  №30)

気になる米英欧の中央銀行トップの会議に出た「コロナ後の経済」

11月12日に米英欧の中央銀行のトップが会談したニュースが目に留まった。

三中央銀行のトップの考えは「コロナ危機後の世界はデジタル化が進み、生産性が向上するとの見方はあるが、一方でデジタル化が進まない業界やその能力をもたない人たちは仕事を失うことになる」

その時代の変化に対応できない会社や人々をどう救うかが大事になる。それに失敗すれば大量失業者が出ることになるからである。

そのためには引き続き「金融政策」と国による「財政政策」がさらに必要になる。

中央銀行はかつてない金融緩和を続けており、米英欧の中銀の総資産は約20兆ドル(約2,100兆円)を突破してコロナ危機前から4割増加、リーマンショックの時から4倍以上に膨れ上がっている。

これも危機であり、当面、難しいカジ取りが続く。

ECBフォーラムで講演するラガルド総裁=ECB提供