幸せな社長のFlow days 第71回 「ギャップは愛される」

知り合いの経営者のKさん、仕事が休みなのに朝から晩まで働いて夜体重計に乗ったら高校以来の体重に痩せていたと・・・・・。

何をしたのか聞いたら、組長に頼まれて草刈りと車の掃除、荷物を運んだり大忙しだったそう。組長?は奥様とのこと(笑)

翌日「草残っているところがあったよ」と言われて「一日で伸びるもんだね」と言ったら「つべこべいってないで刈ってきな」と言われたそう(笑)

また別のE社長は奥様に「まず草刈りをしたら、そのあと○○へいってきて」と言われ「ひとつ先のことを頼むと効率よく動ける、やつはなぜそのことを知っているのだろう?」と(笑)

お二人とも会社は30年以上増収増益でとても立派な経営をされていますが、奥様には頭があがらないようで、そのギャップがおかしくて親近感が湧きます。

補足しておくと、お二人ともとっても奥様思いで仲良しのご夫婦です。

 

皆さんは、ギャップはありますか?

いつもクールに仕事をテキパキと仕事をして、仕事以外私生活がまったく見えない。そうなると、社員も近寄りがたいですよね。

和田は、時々薔薇の写真を送ってきます(下の写真は和田の庭の薔薇です)。ご覧になった方もいると思いますが、あんなに忙しく動きまわっているのに、マメに薔薇を育てている。すごいなあ~と感じます。そして、料理から何から仕事以外の情報量が半端ないのは、皆様もご存知かと思います。仕事だけ!だったら魅力はないですよね。

昔、とても怖いイメージの上司がいました。仕事が終わると食事に連れて行って下さるのですが、毎回「肉がいい?何がいい?」と聞かれるので肉以外リクエストできず「肉がいいです」と答えていました。

食事をしている時、上司のペイズリー柄のネクタイを見たら、ペイズリー柄の中にはどれもミッキーマウスが笑っていました。眉間にしわを寄せながらナイフを動かす上司の顔とミッキーマウスを交互に見ながら、頭の中が整理できずそれでもおかしさもこみ上げてきました。

かなりのギャップに親近感が湧きました。

 

ある店舗で現場の悪口や不平不満をずっと言い続けている女性社員Mさんがいました。見かねた人事のIさんが社長に言ったそうです。

Iさんは、あまり感情を表に出さない冷たく感じる社長に良いイメージは持っていませんでした。

すると、社長は「Mさんか、もう50も過ぎているからね。どこかに転職というのも無理やろう。うちで面倒みるしかないやろうな」と言って、他の店舗に移動させたそうです。

その会社は「社員は家族」と言っています。家族のように社長は思って対応したのです。その後、Mさん力を発揮して会社に貢献しているそうです。

そして、冷たいとばかり思っていた社長のやさしさに触れ、Iさんは社長のことが大好きになりました。社長はいつも社員のことを思っていたのですが、うまく表現できませんでした。少しずつ、社長の思いも社員に伝わり、今では社員全員が社長と同じ方向を見て歩んでいます。そして、社長も笑顔がとっても増えました。