「巣ごもり消費」という需要が生まれた。テイクアウト、デリバリーなどの食事を自宅で食べるということである。中でも買い置きしておける冷凍食品は成長著しい。
もう40年ほど前になるが、米国に行って消費の勉強をした時、スーパーマーケットの冷凍食品の品揃えにビックリした。米国人がピザやタコスやパスタなど冷凍向きの商品を多く食べていたこともあるし、食事にこだわらない人も多かったと思う。簡単、便利で、まさにテレビを見ながら食べられるので「TVディナー」とも呼ばれていた。
日本冷凍食品協会によると、2020年の家庭用は工場出荷額ベースで19年比18%増の3,748億円と、初めて業務用14%の3,278億円を上回り、過去最高になった。21年も顕著に成長しているようである。私も時々、餃子などを買うが “便利で、美味しい”。