ワダからのメッセージ (特別編 2018年1月4日号)

2018年の新年を迎えて・・・

元気です!

皆様、2017年はどんな年でしたでしょうか?

そして2018年はご自身にとってどんな年にしたいと思っていらっしゃいますか?

日本人は年末は反省で終わり、正月を抱負と決意で迎える民族であるといわれてきました。

初詣という行事、神社に出向き、「一年の願い事をする習慣」も明治以降に生まれたとのことで、だからまだ百数十年の歴史です。

形は様々ですが、日本人はこのような風習を大切にする素晴らしい特性を持っているのです。

さて、経済面でみると2017年は金融緩和であふれるお金があらゆる資産に流れ込みました。

世界の主要30ヶ国以上の株価指数は最高値を更新、世界の株価の時価総額は84兆ドル(9500兆円)と「1年で15兆ドル(21%)も拡大した」と言われています。

株だけでなく債券や原油、金も同時に買われています。

しかし世界は、どの国も低金利でお金がたぶつき、その一つの方向として、政府も企業も家計も債務が膨らんでいることに警鐘が鳴り始めています。

最大のリスクは金利上昇で、それが債務負担の重さを顕在化させます。だから「2018年は世界の国の中央銀行(日本では日銀)の金利の動向に最注目しなさい」というのが金融専門家の忠告です。

「世界は好況だ!」という反面、「リーマンショックのようなことがいつ起こってもおかしくない危うい状況にある」ということなのです。

もっと厳しく考えるなら、売上が30%落ち込んでも耐えられる財務状況にしておくということです。

常日頃から減量経営に心がけ、過剰状態にしておかないということが大事です。

そして経営における「強いモノを持つ」ことです。

「商品力」「販売力」「マーケティング力」などお客様から支持される強いモノを持つこと、そのためには、経営者、幹部が常に勉強していかなければなりません。時代の変化に敏感になり、それを経営に落とし込める経営力が必要なのです。

私が今、かかわっている会社は、規模の大小にかかわらず、トップが勉強好きで、時代に敏感で、人財育成に熱心な人ばかりです。だから業績も良い会社ばかりです。

2018年も社長自らが「人手不足」「人口減」「IT化」の三つに対して、あらゆる手段を講じて対処しているかどうか、それがこれからの会社の行く末を決めることになるでしょう。

今日、1月4日、前日の米ニューヨーク市場は最高値で幕開け、東証も+400円以上の値をつけてスタートしました。良い方に向くことを願わずにはいられません。

 

最後に、これからの日本や私たちの会社経営、そして生活に、突如か徐々にかは分かりませんが、インパクトを与えるものとして次の点を挙げておきたいと思います。

  1. 北朝鮮問題
  2. 中東(イスラエル・パレスチナ問題、サウジアラビア・イラン問題等々)問題
  3. シェアリングエコノミー&ビジネスの本格化
  4. 人手不足(当面続く)
  5. 自動車のEV化
  6. 訪日観光客3000万人の良い点、悪い点の影響
  7. スマホ問題(スマホに関する事件や事故の多発)
  8. スマホ決済や電子決済による金融革命
  9. IT分野における技術革新の波(AI、ビッグデータ、ネットワーク等)がさらに経営に影響を与える
  10. 自然災害(地震、台風等)